ロック・クライミングを始めてみた。
これまでなかなか接する機会のなかったスポーツではあるけれど、 実は北杜夫の愛読者で、「岩尾根にて」を印象深く読んだとか、 別に仲良しではなかったけど高校の先生がクラクイマーだったとか、 子どものころ、近所の大学生がマンションの外壁を余裕で7階まで登ったとか、 そういった些細な諸々の理由で、実は大昔から憧れの一つだったのです。 それに何ていうか、とにかく惹かれるのです。 わけもなく、自分にもできる・自分に合っているような気がする。 これが不思議。 野球やスキーやサッカーやゴルフやボーリングを見ていても とうてい自分にはできないような、そもそも自分には向いてないような気がするのに、 ことトランポリンとロック・クライミングと釣りに関しては違うんだなぁ。 では何故これまでしなかったかというと、 こういうアウトドア系のスポーツってものすごくお金がかかりそうな印象があるのと、 始める入り口・きっかけがまったくわからなかったのと、 そして何より、自分の腕力の途方もない弱さを熟知しているだけに、 延々しり込みしていたわけです。 けれど、ここはモンタナ。事情が違うんです。 自転車で行ける場所に屋内練習場があったり、 英語の先生が昔は子ども相手のインストラクターだったり、 ロック・クライミングをしてみたいと言うと、昔は自分もしてたと言う人がゴロゴロいたり、 始めてみるのに超好適。 そして今日、2度目に行ってきました。 いやはや。 わかっちゃいたけどとにかく腕力がない! 「腕で持ち上げているように見えるけど、本当は、脚力で持ち上げていくことが大切。 腕は支えるだけ。そうすればいくらでもつかまっていられるから」 というアドバイスを受けて一時はホッとしたもんですが、 要はその「支えるだけ」の腕力もないわけです。 支えていられないとなれば、当然、人間は落ちるんですよ。 あえなく落下。ドテン。悔しい! それに、ビヨーンて飛ぶ時とか、やっぱり要所要所で腕力がモノを言うしね。 なのに何故か楽しい。この不思議。 一回目にはできなかったことが今日はできたりして。これは本当に快感です。 しばらくは止められない。 続けることで力もついていくだろうしね。 あと、たるんだ二の腕がきれいになったり、背筋が美しくついたり、 上半身逆三角形の均整ボディになるかもなどと、狸の皮を数えたりもして。 後に引けないように、早速、靴も買いました。100ドル。 こっちにきて一番高い買い物です。 日本円で12,000円なら別にどうこう言うレベルではないんですが、 ここらの学生な物価観からするとかなりの大物で、ちょっとドキドキしているほど。 あとは一回11ドルする室内練習場の使用料を、 一気に月単位(52ドル)に切り替えてやれば、いよいよ後には引けなくなるし、 週2回のペースで続けたいと思っているので、ずいぶん経済的でもあります。 のぼるよ、俺は。這い上がる。
by fdvegi
| 2007-05-15 00:30
| 這い上がる
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