横浜中華街へ行ってきた。
特段うまいとも思わなかったけれど、回転テーブルの中華料理がそこそこリーズナブルな値段で食べられるのは楽しい。紹興酒のデカンタというのがメニューにあって、それが中華街っぽいな、などと一人で合点しながら、みんな飲まないので一人で大半飲んで気分もいい。わりと酔わないもんだね、紹興酒。 神戸の中華街に行ったことがないから比較はできないけど、日本で食べた中華料理の中では、今は友人の奥さんになっている別の友人に連れて行ってもらった、三ノ宮の坂の中腹あたりの中華料理屋が一番うまかった。また行きたい。 ちなみに紹興酒といえば、北京で開かれた日中学長会議のパーティーで飲ましてもらった、なんだかいかにも高級そうなやつが最高だった。温めてあって、お好みであんずみたいな果実の干したのを入れて飲んだ。 美味は西にある。 ところで、川口から横浜というのは想像以上に離れていて、油断していたら待ち合わせ時間に30分くらい遅刻した上、帰ってきたのは12時過ぎになっていた。埼玉から神奈川へ遊びに行こうと考えている方がいたら、ぜひ注意していただきたい。 さて、美味は西にある、という感慨は今のところまったく真実な一方で、早々に彼女に見抜かれていたのできっと余程あからさまに言動にも現れているんだろうこととして、以前ほど京都が恋しくなくなっている。これはポジティブな変化なのだと、それでも自分としては思いたい。 同じく京都からこっちに来ている同僚たちが言うような、「早く京都に帰りたいわ」という感想は、「思ったら負け」みたいな無意味な意地ともあいまって、ついぞ抱いたことがないと思う、たぶん。 つれないな、と思う一方で、自分らしいな、などとも同時に思う。スウェーデンにいる時や帰りの旅行中に、そういうことは飽きるほど思っては、最後の最後そうなる時まで実現されることがなかった。帰るときがくれば帰るんだろうくらいのもので、それまではここで、自分が満足できるよう最善を尽くして生きるのがいい。もしも無人島に流れ着いたとしたら、きっと生還はできないんだろうな。
by fdvegi
| 2006-07-29 00:30
| 君は関東が好きか
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