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桂川沿い(東岸)に愛宕灯籠を追加

嵯峨野に区分しようかとも迷いましたが、桂川沿いにしました。
その方が、なんか、純度が高いような気がします。
というか、我ながらうまい分類をしたなと今になってしみじみと。

桂川沿い(東岸)に愛宕灯籠を追加_c0072352_23254839.jpg
446_右京区嵯峨高田町


さて、ここまで堂々と「この神社の名前です」風のものは例がないです。
というより、ここまで型にはまっていると、この神社が愛宕神社でないことの方が不思議なほどで、じゃあ何なんだと問えば、「三宮神社」なわけです。

ここで登場するのが、知る人ぞ知る不思議、京都市内の桂川周りに「三ノ宮神社」や「三宮神社」がやたらと多いという事実。

正確に数えていませんが(できませんが)、少なくともこれだけあって

 三ノ宮神社  西京区大枝中山町(大枝
 三ノ宮神社  西京区樫原杉原町(物集女
 三ノ宮神社  西京区桂徳大寺町(
 三宮神社   西京区川島玉頭町(
 三宮神社   西京区御陵鴫谷
 三宮神社   右京区嵯峨野高田町(今回)
 松尾三宮社  右京区西京極北浦町(西京極
 衣手神社(旧三宮神社) 右京区西京極東衣手町(桂川沿い
 三ノ宮神社  南区吉祥院三ノ宮町(吉祥院

この9か所中7か所で、ごくごく近隣に愛宕灯籠が発見されています。中には境内にある場合も。
残り2か所うち1か所もエリアとしては愛宕灯籠があります。
ということは、これはもう極めて大胆な仮説というか、もはや荒唐無稽な妄言だとは思うのですが、ずばり三宮神社愛宕説。
愛宕が桂川に乗って嵐山の奥の方から流れてきたんじゃなかろうか。南へ南へ広がっていきます。

桂川沿い(東岸)に愛宕灯籠を追加_c0072352_23555838.png

総じて、先日の和束町なんかの話もあって、愛宕の根っこって、思っているよりはるかに深くて広いんじゃないかって気が近頃しています。


桂川沿い(東岸)に愛宕灯籠を追加_c0072352_23284735.jpg
おまけ:西京区御陵鴫谷の三宮神社の境内の微妙な石灯籠





by fdvegi | 2018-07-06 00:30 | 京都在住 | Comments(3)
Commented by 幡枝人 at 2018-07-08 10:49 x
ご無沙汰しております。一つお願いがあるのですが、googleのマイマップで今までに調べて下さった愛宕灯籠の分布を公開して頂けないでしょうか?自分も見に行きたいとは思うのですが、位置がわかればよく分かると思うので…よろしくお願いします!
Commented by fdvegi at 2018-07-09 23:13 x
幡枝人さんこんにちは
その後も見てくださっていたのですね。ありがとうございます。

分布図は、すいません、まだしばらく公開しないでおこうと思っているのです。
いずれドンと広域図を出したいとは思っているのですが、詳細なものを小出しにするのは控えようかなと。

いずれ「私たちの身近にある石造物を訪ねて」の地図を片手に、のんびり亀岡に行ってみたいなと思っています。
よろしければご一緒にどうですか。
Commented by 幡枝人 at 2018-07-25 20:50 x
分布図、首を長くして待っています!
亀岡も良いですね〜。しかしながら、学校の課題に押し潰されそうな日々ですので、行けそうにないです…。せっかくのご厚意なのに申し訳ないです。
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