タグ:南区 ( 2 ) タグの人気記事

久世周辺の愛宕灯籠

桂駅から少し南下し、桂川に沿って東に寄ったエリアです。
桂川の向こうは吉祥院です。

c0072352_00380618.png

国道171号線と東海道新幹線が並行して南北を貫いており、感覚的には、生活の息吹なんてあり得ない場所だと思っていました。
が、ここでもだいぶ驚きました。いざ行ってみると、生活感がありありとしています。すごい。

有名な西国街道が通っている場所ですから、交通の要衝だったのですね。
橋のたもとには今も(元は)川魚料理屋(だったと思しき店)が残っていて、興味をそそられます。
渡し船を待つ人が近くに宿をとって、腹ごしらえをしたり、何かお楽しみを見つけたり、そういう場所でもあったのかもしれません。

新幹線の線路と大きな国道に挟まれた一帯にいたっては、ほとんどデッドスペース的な先入観的がありましたが、ここにも、南北垂直の線路・道路作りの横暴を暴くような、南西から北東に抜ける旧街道の痕跡が残っていました。
大きな農家が軒を連ねていたのだと思います。

京都郊外は、昔から近郊農業によってわりと裕福だったという話を聞いたことがあり、話自体は長岡京市を例に出してのものではありましたが、久世周辺もそうであって何ら不思議はありません。

面白い場所です。

c0072352_00411835.jpg
170_西京区牛ケ瀬青柳町

c0072352_00411867.jpg
171_西京区牛ケ瀬弥生町

c0072352_00411773.jpg
174_南区久世上久世町

c0072352_00411786.jpg
173_南区久世上久世町

c0072352_00411972.jpg
172_南区久世上久世町

c0072352_00411895.jpg
176_南区久世川原町

c0072352_00411715.jpg
175_南区久世殿城町

c0072352_00423033.jpg
180_南区久世上久世町


180_が愛宕灯籠だったと主張する理由は正直ないんですが、元は灯籠だったのではないかと思われる石柱の上に、後になって街灯が設置されている様子が、土地に灯籠の系譜が息づいているようで面白いです。


目次へ


[PR]
by fdvegi | 2017-09-22 00:30 | 京都在住 | Comments(0)

吉祥院の愛宕灯籠

吉祥院。京都市内の南の方の西側です。
南の方の東側は、伏見稲荷神社や坂本竜馬で有名な伏見です。
吉祥院にも、学問の神様で有名な菅原道真をまつった吉祥院天満宮という神社があります。受験生のマストスポット北野天満宮よりも前から建っている由緒正しき「天神さん」です。
でも知らなかった。太くて直線な道路をトラックが走りまくる荒涼とした土地、とばかり思っていました。

c0072352_20345272.png


が、いざ行ってみると、趣深い黒塀屋敷の名残が随所随所に残っています。
しっとりとした情緒。
西京極に山陰街道が通っていたように、吉祥院には西国街道が通っていたのです。
一方、西京極では山陰街道上に灯籠が立っていたのに対し、吉祥院では西国街道上にはあまり見つかっていません。むしろ、西国街道に沿って拡大・発展したのであろう集落内にぽこぽこと建てられています。

そう思わざるを得ないくらいエリア内に散在しているし、そもそも吉祥院と呼ばれるエリア自体がかなり広いです。
昔から広かったのか、最近の行政区画で広くなったのかは不明ながら、京都市内でこれだけ広いエリアって珍しいんじゃないでしょうか。
東側と西側で何かと由来が違うのかもしれません。
同じ西側でも、豊岡-京都間をつないだ山陰街道と、大阪-京都間をつないだ西国街道の規模感の違いにもよるのでしょう。


c0072352_11462112.jpg
135_南区吉祥院中河原西屋敷町

c0072352_11462071.jpg
142_南区吉祥院車道町

c0072352_11462100.jpg
143_南区吉祥院石原西ノ開町

c0072352_11435113.jpg
140_南区吉祥院西ノ内町

c0072352_11462180.jpg
136_南区吉祥院石原開町

c0072352_11462173.jpg
137_南区吉祥院石原町

c0072352_11462219.jpg
138_南区吉祥院石原町

c0072352_11462209.jpg
139_南区吉祥院石原町

c0072352_11462203.jpg
141_南区吉祥院里ノ内町

c0072352_20181139.jpg
178_南区吉祥院政所町

c0072352_20173798.jpg
177_南区吉祥院高畑町

c0072352_20200865.jpg
181_南区吉祥院三ノ宮町


けっこう多く見つかってはいるものの、まだまだ無数にある、そう確信せずにはいられないエリアです。
微妙な遠さでなかなか行けないんですよね。歯がゆい。

140_は愛宕に関係なく、もうちょっと有名になってもいいと思うのです。
こんなデコ長の灯籠見たことない。福禄寿を彷彿とさせます。

そして、181_は、形はそのものズバリながら、神社の境内の中だし、(狛犬みたいに)2基で対になっているし、やっぱり愛宕灯籠ではないのかなと思っていたのですが、その後、桂離宮近くの春日神社というところに愛宕灯籠が(奉灯みたいに)対になっているのを見つけたのです。

「狛犬みたい」と「奉灯みたい」の違いは、神社本殿からの距離の違いです。狛犬の方が本殿に近く、奉灯の方が遠い。遠いってことは、その神社の影響外の可能性が高まるわけで、狛犬みたいに対になっている181_は、やっぱり神社のための灯籠であって愛宕灯籠ではない、という論拠となります。

でも、奉灯よりはぎりぎり外側にあるしなー。
そして、何を隠そうこの神社が、これまた住所の通り、三ノ宮神社なのです。うひゃあ。





[PR]
by fdvegi | 2017-09-07 00:30 | 京都在住 | Comments(0)