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アイボ

広辞苑によると、「ふくよか」を無理やり漢字にすると「膨よか」になるらしい。

間違いだとしか思えない。いや、間違いであるべきだ。
少なくとも、「ふくよか」を「膨よか」に変換するその過程には、
人間味というか感性というものが見出せない。リアリティーしかない。
そういうのっていかんだろう。
少なくとも、言葉の世界にまでそれを持ち込んできてはいかんだろう。

そういうわけで、「ふくいく」という単語を思い浮かべてみてほしい。
かぐわしさだとか香りの充実ぶりを表すこの言葉を漢字にしたらどうなるか。

そう。
馥郁。

「馥」なんです!(カビラ風)

「香腹」
ある程度の無理には目をつぶって、「香」と「腹」のこのコンビ。
あぁ、安息感。安心感。幸福感。

どうよ。
これこそ「ふくよか」そのものではなかろうか。
「ふくよか」の思想の体言というものではなかろうか。

うむ。

こんど猫でも拾ってきて、その子を馥子と名づけよう。
おいしいごはんをたくさんあげよう。
ミャー。
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by fdvegi | 2005-05-27 00:30 | 京都在住 | Comments(0)

まずスリッパを捨てろ

スウェーデンにいた頃、寮に足フェチのトーマスがいた。
パソコンにため込んだドキドキ画像を見せてくれるというのでのこのこついて行ったら、
それはまさしく足の裏や足の甲または側面の写真で、足とはいってもやはり脚か、
あるいはせいぜい脚+足(つけ合わせ)のことだと思い込んでいたぼくは、
激しい衝撃を受けた覚えがある。

スリッパが残ってしまった。
白くて肌触りのいい、洗えるスリッパだ。
まぶしいほどの圧倒的な白さには化学処理の名残がちらつく、そういう白。

ものの良さを思わせる濃密な黒が影を奪い、
靴下を履いた足はまるで小さな単独の有機体になる。
いかにも柔らかな、けれど非人間的な白さの中にしっとりと包みこまれ、
見え隠れし、温度の予感をにじませながら、やがて限りなく白に近い、
青いほどの膝へ、スカートの影。


不愉快だ!
寝る!
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by fdvegi | 2005-05-23 00:30 | 京都在住 | Comments(0)

Endangered Species

けっこう前から計画したままのびのびになっていた英語の勉強を、
昨晩、かなーり久しぶりに真面目にやってみた。1時間半くらい。
Noun clauseについて。名詞節?名詞節って何?

やってる間はわからなかったんだけど、
久方ぶりの刺激を受けた脳はどうも信じがたいほど疲れてしまったらしく、
ちょうど最後の問題が終わった頃に来た友人からのメールを読み、
要領を得ないその文面の真意というか含意を、よくわからないまま返信を書き始め、
書きながらはっきりさせていこうという手法をとっていたら、
いつの間にかぱっつり記憶をなくしメガネのままグダグダになって目が覚めた。

心を鷲掴みにして離さない、グッときてドキドキするような、
そんなすごいやつを送ってやろうと企み、かなり真剣に取り組んでいたにもかかわらず、
かつ月曜の11時かそこらであれというのは、これはなかなかに強烈な事件で、
しばらくはこれでやってける、
と、まるで予期していなかった収穫を得て、ちょっと先が展けたような気分になったぼくは、
なんというか助かったような気分にさえなって、ほっとした。

姿見を見ながらワイシャツを着てネクタイを締めつつ、外大出身さ、などと噛みしめると、
そんなとこまで戻んのか、と思えて我ながらおかしい気分になったんだが、
出勤し、一年位前にドサクサでもらい受け粗雑に扱ってきたマグカップが、
実はデービス校やサンタバーバラ校などがいくつもあるカリフォルニア大学の
総元締めのプレジデントオフィスの貴重品だということが判明し、
せっかくなのでそこに書いてあるラテン語と思しき言葉の意味を考えてみた。

"Fiat Lux"

フィロソフィーの「フィ」とラグジュアリーの「ラクス」で、「溢れる知」?

正解:
Dixitque Deus: "Fiat lux!" Et facta est lux.

神は云った。「光あれ」。すると光が出来た。  ←わかる人、ES認定。 
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by fdvegi | 2005-05-17 00:30 | 京都在住 | Comments(0)

あてにすな

気になる夢を見たので早速ネットで検索してみたら、

空を自力で飛んでいる夢は、気分がいいときに見やすい夢です。とくに、スイスイ泳ぐように飛んだり、速度や方向を自分でコントロールできるような飛び方をしているときは、気力.体力ともに充実していて、現実の世界でも、困難や障害を乗り越えて、自分らしく行動できることを暗示しています。

という、極めて胡散臭い解説が出てきた。

自力というか、馬券を買うときのマークシートみたいのを手のひらに持って、それを地面に向けると、ふぅっと体が浮いて、あとはバランスの問題で好きなようにコントロールできる、そういう夢だった。

・ノーベル賞受賞者と雑談していて「スウェーデンに行ったことはありまか?」と尋ねてしまい、やけにウケた。(立派な人ほど懐が深い)
・その秘書と話してて「恋人?いたのかな」と迅速に応答した自分が素だった。
・土曜日に払わなきゃいけない金がなくて、誰に借りればいいのか金策思案に明け暮れた。
・往復3時間、関空で人を待つこと4時間、ホテルへ送って11時、家に帰って12時過ぎ。
・のべ10時間、職場を離れている間に仕事が溜まりに溜まってクラクラした。

あてにならんもんですな。
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by fdvegi | 2005-05-13 00:30 | 京都在住 | Comments(2)

青春一日

先日、「博士の愛した数式」を読んで、「悲しみの港」という本を思い出した。

東京の生活で疲れきった主人公が故郷で癒えていく話で、自分への意志というか、自分に夢中で自分にとらわれた主人公と、故郷の自然と、故郷の人々とがぐちゃぐちゃに絡み合っていて融け合っている相関が、頭の中はおろか体ごとぐらぐら揺さぶりをかけてくる、ある意味間違いなく官能的な読書体験だった。

もともと好きな作家だったが、それを読み終えた途端、どうしても本人に会いたくなって、舞台の静岡県藤枝市までバイクを走らせたことがある。そういえばあれもゴールデンウィークで、ひどく寒かった、と見覚えのある公園を通り過ぎたとき、そこでテントを張ろうとして断念したことを、タクシーの中で思い出した。その日も雨で、ぼくは19か20だった。

色んなことが重なってくたびれ果て、何もかもに我慢が効かなくなって今またここへ、スーツに革靴姿で来たことが不思議でもあり、因果にも思えた。ずっと海を見たかったし、波の音を聞きたかった。大井川河口でがらがらと渦巻いている風と、海と波と。それがあれば何とかなると思ったし、それなしに京都へ帰ればおかしくなった。

その夜、雨戸に閉ざされた真っ暗闇の部屋で、ぼくは夢を見た。目を開けているより、閉じている方が明るい夜だった。

焼津駅の寂れた商店街の空き地が何故か芝生の丘になっていて、いつの間にかそれが大井川の河口になり、一昨日の長野にあった、こんなにきれいな空ってないよな、と言葉を交すくらい真っ青できれいな空が広がっていた。ぼくと友人は二人で大はしゃぎして凧をあげ、遥か高いところで小さく小さくなった白い凧は、青い空にできたきれいなしみのようだった。

翌朝、中田島に立ち寄ると、一面の砂丘の向こうに、荒れ狂う海があった。すべてが風だった。足元をかすめる波が聞こえず、名刺は木っ端微塵に吹き飛んだ。余計なものはすべて削ぎ落とされ、風がすべてを洗い、完璧な漂白をする。

遠からずのうち彼女は俺と関係ない人になる。そんな人もいる。

ぼくはだいぶん軽くなり、新幹線の駅へと向かう。
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by fdvegi | 2005-05-09 00:30 | 本を読んでみた | Comments(0)

アフリカの死

最近揺さぶられたもの:「博士の愛した数式」「恋愛写真

最近よく聴くもの:「Def Tech

最近ショックだったこと:
愛しの彼女が体調を崩してデートがなくなったこと
それで同僚と死ぬほど飲んだらまた記憶がないこと

今一番怖いこと:6日の東京出張

今きついこと:
期日までに済ませなくてはいけない仕事が次から次に増え続け、
考えなくてはいけない仕事まで一向にたどり着けないこと
疲れるだけ疲れて何も進んでいない自己嫌悪
軽視されて放置されている感がどうしたって拭えないこと

この夜が明けたら行くところ:友人の死んだ土地

今朝見た夢:海

今一番欲しいもの:kram
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by fdvegi | 2005-05-04 00:30 | 本を読んでみた | Comments(2)

小さすぎるソファはいけない

抱きしめられるか、放っとかれるか。
今はこれ以外受入れられない。

などと甘ちょろげなことを考えていたら、
実際、抱きしめられもせず、といって抱きしめさせてくれそうもなく、
煩悩。

ボーン。

でも、ひざ枕はわりと低かった。
ふふ。もうちょい高いのが好みでしたが。(愛好家)


ところで、JRの事故については、9.11の時のような
子どもらへの配慮はないんだろうか。

この休みの時期に毎日毎日
朝から晩まで同じような映像うつして。

とりあえず運転士とかJR西日本とか責めてればいいと思ってる人は、
社会的責任とか問う側かしら。
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by fdvegi | 2005-05-02 00:30 | 京都在住 | Comments(0)