カテゴリ:痔主ですが何か?( 4 )

術後検診

術後検診に行ってきた。
職場からバンコク病院まではバイタクで80バーツ。
バンコク病院から自宅までは70バーツ。

謎の痛みは筋肉痛とこれまた一蹴されました。
一蹴されたけど、でもちょっとほっとした。
密かに昨日あたりから、筋肉痛っぽいといえば筋肉痛っぽい。
ながらく記憶にないけれど、高校時代に無理に激しく運動したり、ふざけて殴り合ったり(?)した後に、こういう疼くような肉的な痛みを味わったような気がする、と、痛みの記憶をたどってみたりしていたのでした。
これはこれで意外に楽しい作業です。

今日驚いたのは手術で出した膿の量で、20ccだったそうな。
多いんですか?と尋ねてみたところ、
普通、痛みで病院に来てすぐに手術をして出てくる量は5ccですと。
4倍。なんたる備蓄!
そして膿の管はできていなかったことも確認。

片尻が痛いのは、ひょっとすると早くもまた膿み始めているんではないかと不安なのです、と言ったら、膿を出した場所とはかけ離れているから関係ない、との答え。
わざわざ再度ベッドに寝かされてぐいぐい押されて確認されました。
これはこれで、とにかくまぁ信じよう。
我ながら色んな事がストレートには整理されていない。

要するに、バングラデシュが終わって安心して痛みも出てきたんでしょう。
ストレスで悪くなるけれど、ストレスで抑え込む。
心と体の微妙な関係ですな。

それにしても、今日よかったのはネットで予習して英語で自分で確認できたことでしょうね。
通訳さんは非常に便利で非常に助かるけれど、それはそれで、本当にちゃんと正しく訳してくれてるのかな、(患者を安心させる良心で)私見を入れてないかな、そもそもこの単語知ってんのかな、と無駄に疑心暗鬼になることも確か。
難しいところです。

帰りのバイクが、やたらと心地よかった。
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by fdvegi | 2012-03-05 00:30 | 痔主ですが何か? | Comments(0)

第2回手術

スリランカやバングラやとバタバタ動いていたらまた痔になった。
もはや「ぼくは痔主です」と言うことにさえ一切のためらいを覚えませんな。

バングラ最終日辺りから「残便感」がありまして、この「残便感」というのは、つまり「肛門の内壁に異物がある感」のことですね。
でも実際に出るものはない。
何故って、そこに何か異物があるから。できものとか。

前回はこれだったわけです、たぶん。で、切ったと。

で、その経験から、これはちょっとむむむ、とダッカのホテルの一室で悩ましく夜を過ごす一方、ここ2週間食べ続けている南アジアのカレーのせいかな、そうだよね、と希望的観測を抱いておりました。

帰国してバンコクで最後の仕事も終えた頃にはとにかくもう精魂尽き果てていたんですが、思えばあの夜もおかしかった。眠れなかったんだもん。
部屋に蚊が出たせいもあるんですが、確かにあの頃すでに「残便感」は確かな「違和感」に変わていたような。。。

その日、そのまま出勤したはいいけどまったく集中力はなく、夕方くらいからは部屋が暑いのか自分が熱いのかよくわからない発熱時の症状を呈しておりまして、17時半になるや否や病院へダッシュ。
前回の、あの火で焼かれるような痛みまであと一歩、ズバリあと一夜!という確かな手ごたえです。

診察の結果、まさかの「痔ろう」と。
膿が溜まっている、手術で出すしかない、と。

「手術は嫌だなー」と思う一方で「あの痛みだけはまっぴらごめんだ」という気持ちも強く働いてしまい、即手術決定。
7時に診察、9時に手術という、ちょっと心配にならざるを得ないインスタント手術を受けました。そのまま一泊。

翌朝、執刀医が来たはいいけどあまりまともな説明を受けることもできず、「左尻が痛いんですけど」という訴えもむなしく、まぁ薬飲んで様子見ろ、と最後は病室の電話で言われて終わり。
一応、彼の言う分には「3センチくらいの腫瘍があって、それを切って中を洗った」と。へー。

で、問題はそれからなんですが、肛門の痛みはむしろ前回より少ないんです。
けど、何ていうの、上述のとおり臀部が痛い。
ぼーん、ぼーん、または、どーん、どーん、という鋭くないけれど確かな強めの違和感というかな。そして時々ピリッと、チクッと痛い。
にきびがひどかった時とか、顔でこんな感じがしてたんだよなー。なんとなく。

この痛みの意味が、ほんとまったくわかんないんだよね。なんでここ?
腰と尻の間っていうの?予防接種されるようなところ。

さらに、今日になってしびれるような感じもし、腰もだるいような気がしてきて。。
無意識のうちに左尻をかばう姿勢になってるからかもしれないけど。。
膿ってそんな簡単に出しきれるのかな。。。
ネットで調べる分には「痔ろう」の手術ってすごく手が込んでそうだし。
猜・疑・心。
あわわわわ。不安は募る一方です。

次の診察は月曜なんだけど、大丈夫なんだろうか。
不安。
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by fdvegi | 2012-03-01 00:30 | 痔主ですが何か? | Comments(0)

モン・フレール <私の親しい人>

こんにちは。おひさしぶりです。お元気でしょうか。
私は地味に10月から課内で異動になりました。

というか洪水、大丈夫ですか?
春に行ったアユタヤが浸かってるの見ました。
街中もかなり水没してる映像もみましたが。。。

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暗躍してますね。
洪水は余裕です。
バンコクはタイの聖域ですから地方を犠牲にしてでもギチギチに守られます。
昨夜が高潮だったはずで、それを乗り越えれば、まぁ大丈夫でしょう。

知人の家はちょっとした大雨のたびに近くの運河が溢れて浸水するらしいんですが、
今回の洪水禍で被害がなといいますから、推して知るべしです。

それより先日、痔に襲われました。
夜いきなり突然痛くなって、眠れないまま朝病院に行ったら即刻手術&入院。
いやー、びびった。つらかった。
あれ何の前触れもなく来るよ。
切ったらあっさり治ったけど。

手術中に患部の写真を撮られてましてね、
これをダシに飲みに誘えるのは君くらいだ、などと思っていたところです。

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ぷかぷか浮きながら仕事してるのかと思ってましたが
まさかそれどころじゃなかったとはw
即日手術とはかなりなもんですね!

実は私も先週末の夜中に肛門に痛みがはしり苦しんでました。
前にも名古屋で一度なったことがあって、深酒が原因なのは
間違いなさそうですが、これも痔の一種なんすかねえ?
(ほっておいたら治りました。)

是非その写真で2・3杯やりましょう!

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さすが頼もしい。
持つべきものは肛門友だちですな。まさにモンフレ(ール)。

深夜のたうち回りながら調べたところでは
ぼくも君も血栓性外痔核ではないかと思います。
http://www.koumon.jp/sonota/sonota.htm#1

最近、バンコク太り解消に毎日10キロくらい狂ったように走り
一方でたばこも吸い酒も飲みつつしていました。
放っといたら引く辺りが若さと強さですね。

仕事も重なってしばらく走らずにいたら体はあっさり元に戻りました。
たるたるです。
洪水が来てもこの浮き輪があるのでご心配には及びません。
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by fdvegi | 2011-10-17 00:30 | 痔主ですが何か? | Comments(0)

手術・入院

高校時代の社会の先生は授業というものを全くしない人だったけど、その博識と死にかけの容貌とアル中による手の震えを利用した絶品の手描き世界地図によって、生徒からは一定以上の敬意と好意を集めていた。

その彼がある日、中国旅行からの帰り、「博司」という自分の名前の漢字的な意味を語って絶望していた。
日本語的には「博学をもって世を・人を司る」と読めるその名前は、漢字の語源を突き詰めると「広い肛門」になるのだという。
約50年の、恐らくそれなりに誇り高く過ごしてきた人生をたった一言「ケツの穴」と称された彼の憔悴は、17・18歳の男子生徒たちのかっこうの笑い草になったのもつかの間、後はひたすらドン引きさせるにふさわしいほど深刻なものだった。
個人的には、肛門が人体の中心なのか、とえらく感心したのを覚えている。

そう、そんなケツの穴。
入院してきました。
手術して。
まさか我が身にメスが入るとは。
まさか自分が痔主になろうとは。

日曜の夜、まったくもって突然、激烈かつ加速度的に痛み出したのです。
眠ることはおろか座ることさえままならずに一夜を過ごし、朝を迎えるやすぐさまバンコク病院へ。Bangkok Hospital。
深夜、決死のネット検索により「血栓性外痔核」、つまり「血の塊(血まめ)。飲酒後や運動後に突然、突然肛門にしこりが出来て痛くなる。大部分は軟膏で改善するが、痛みの強い場合や、大きい場合は血の塊を取り除くと早く治る。日帰り手術が可能。」
という希望的自己診断を下していたにも関わらず、指を突っ込まれての触診の結果、「痔ろう」と診断されたのでした。(あの触診って案外、痛みもなく受入れられるものですね)
手術しかない、そして2-3日の入院、と。
即決。

この時点でもはや、自分がいつの間にか痔主になっていたことやお医者さんに指を突っ込まれている間カーテンの向こうで通訳してくれていた通訳さんが美人だったことへの悲嘆、来週の出張やシンポジウム開催に間に合うのかという不安は塵のごとく吹き飛び、手術さえすれば、腫瘍をとって膿を出しさえすれば、この痛みから解放される、座ることができるという見通しが、甘露のごとき未来になっておりました。

手術前検査や無数のサインをさせられる事務処理の時間さえもが呪いの対象になるような、間断ない痛み。
いつのまにか下半身全体を包み込むような違和感。
微熱。うっすらとした吐き気。
拷問コンテスト入賞。粘膜ってやつは、本当にもう。

などと考えていたら別の部屋に通され、ベッドで横になります。
何十回目かという血圧検査が済んだと思ったら、パーカーを着たままドボドボと血をこぼされながら点滴を打たれ、服はどうすんだろ、と妻と話していたところで車いすに乗せられ、手術室へ。
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妻と離れた矢先、トイレのドアを開けられて着替えろと。まじで?
え、本当に?この針どうすんの、と言う気力もなく、体を前面から覆う割烹着みたいな服に苦労して着替えおえると、今度は点滴持参で歩いて手術台に。
(看護師さんとかとは意思疎通ができません。手術室って忙しいんですね)

あ、手術室って案外広い。円いんだ。
その中心に手術台。
光が当てられて、なんか聖台みたい。
聖台の上。
なんか供されるみたい。供物?
切られて、いじくられることに了承するんだ、俺。
抵抗もなく。自らすすんで。

不思議な一種の諦観に。

最後の願いのように、「麻酔、睡眠薬」とうわ言のごとく繰り返していたんですが、ふと気がつくと終了していました。
薄暗い手術室の外で妻がニカニカして待っていて、あぁなんかドラマみたい、て思った。

おつかれさまと妻がいったから10月3日は手術記念日

二股ソケットみたいな点滴の針、あれを考えた人は天才ですな。
たぶんあそこから睡眠剤を入れられ、寝入ったところで麻酔の注射を打たれたんでしょう。
下半身だけなのに、一切の記憶がありません。
あるいは失神でもしてたのかしら。
前夜寝てなかったし、何も食べてなかったし。
病室のベッドにどうやって乗ったのか乗せられたのかは記憶にありません。

朝に比べれば随分とマシにはなったもののジンジンチクチクとする痛みの片隅で、事前に渡された説明書きにあった「場合によっては括約筋の一部を切除することもある」「排便等のコントロールが難しくなる」という文言を思い出し、誤って切除しすぎて半ば垂れ流しみたくなったらどうしよう、目先の痛みに目がくらんでホイホイと手術に走ったのはどうなのか、バムルンあたりでセカンドオピニオンを聞くべきではなかったか、バンコクまで来た結果がそれか、32歳で、などとグルグル考え、死体みたいで気持ちの悪い脚や妙にボローンとしている下半身に恐る恐る触れては思考が止まったりしてました。
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旅行保険様々のおかげで病室は広々とした個室で、窓からは思いがけず豊富な緑と霞の向こうに新宿が見えたりしています。
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ほどなくして運ばれてきた食事はおかゆに汁物、白菜のお浸し、ジュースにフルーツ付きで、何と豪華。(我が家の夕食は基本おかゆのみ)
うまうまといただき、無数の錠剤を服み下して、しばし横に。寝入る。
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しばらくして脚の麻酔は取れてきました。
動かそうとすると丸太を蹴ったみたいにドロンドロンと緩慢に動きます。
後ろが不安だと前もためらいがちになるのです、明らかに身体的な意味で。
けれど薬の促しにはかなわず、意を決して病室内のトイレへ。
尿瓶片手にニカニカしている妻は放置です。
ちゃんと出た。思ったより痛くない。
まずは、ほっ。

しかし、出入りする看護師さんはしきりに出たか出たかと、催促してきます。
怖いって、痛いって、傷口が裂けたらどうする、心の中で反論しつつも、ほどなくして彼らも満足の結果:開通に。
薬のおかげか、痛みもどんどん減じている感じ。
黙っていてもおかゆのご飯はたっぷりと運ばれてくるし。
ほっ。
とにかくよく寝ましたな。
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夫の痔ネタで盛り上がる妻

一夜を過ごしたところで、担当の外科医が通訳さんを連れてやってきました。
発禁ものの写真を片手に説明してくれます。
聞けば、「痔ろう」かと思ったけど、切ってみたら膿はなかった。ただの「痔」です、と。

ただの「痔」というのが何かは知りませんが、とにかく朗報だということは確かなようで、2泊と言われていた入院も1泊に短縮されました。
この時点ですでに3度も出していたことに医者の先生も驚いて、普段から日に2-3度だというと「赤ちゃんみたいですね」と感嘆とお褒めの言葉をいただきました。
ええ、ピュアなんです。

と、そんなこんなの手術記念日でした。
「司」=「尻の穴」説の真偽のほどはわかりませんが、よく言ったものだなと思います。
ほんのちょっとの出来物ができただけで、ろくに動くことも、考えることもできなくなってしまいました。
まさかこんな所に身体を牛耳られていたなんて。
昔の人の現実主義に完敗です。

バンコクで赤ちゃんのおしり拭きマミーポコ片手にトイレに駆け込むピュアなおっさんがいたら、それはぼくです。
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恒例、山のような薬

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by fdvegi | 2011-10-05 00:30 | 痔主ですが何か? | Comments(0)