帰り道はしあわせ

Akeboshiという人のPerunaという曲が頭の中で流れっぱなしです。
「ぐるりのこと。」という映画を観てきたから。
京都みなみ会館で。いい映画館だね、あそこ。

リリー・フランキーと木村多江が並んでいるポスターを金曜の夕刊で見つけたんです。
二人とも好きなもんだから何も調べずに行ったら、その沈鬱ぶりに、
一体何が言いたいのか、観るに連れてますますわかりませんでした。

でも心には残るんだよね。

八嶋智仁の高圧な人間ぶりは相変わらず迫真というか、真実味がありますね。
あのひと幕は重要なシーンのような気がする。
その相克を最後まで描かなかったのが、いただけないと思う。
ぼくらのリアルな日常は、丸めた紙を壁に投げつける、その後にこそ広がっている。

にもかかわらず、何故かいいイメージで印象に残っているんだよね。
けっこう残酷な話だと思うよ、実際。
そんな風に絵筆で昇華する、そういう術を持たない圧倒的多数のぼくは
かなりの精度で突き放された。

昔は詩人になりたかった。と昔、当時の彼女に冗談半分で言ってみたことがあって、
その時はあまりに反応がなくて面白くなかった。
けれどあの時、実は彼女はドン引きして、一瞬、機能が停止していたのかもしれない。
そういう地味なショックに弱い人だったから。

東寺の塔を見ながら帰る時、どういうわけかそんなことを考えていた。
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by fdvegi | 2008-10-05 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
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