上京区恐るべし

三条河原の首切り場で遊女が歌舞伎を舞い、
志士が盃を酌み交わしたその頃から
京都の盛り場の中心は河原町辺りと相場が決まっている。←たぶん
その河原町や花街で有名な祇園といった地域が含まれているのが左京区なんだが、
面積は245平方キロメートルである。大きい。

対する上京区は7平方キロメートルしかない。
左京区の30分の1だ。
しかもその内約7分の1を京都御所に占められている。
ていうか「御所とその周辺」の為にあるのが上京区なのかも知れない。
京都府庁も上京区にある。

さて、その上京区にぼくも目下蟄居している。
そういうわけで今日ふらふらと歩いてみた。
京の散歩は楽しい。
思わぬ風情、おしゃれなもの、素敵なもの、新しいもの、趣あるものが点在している。
飾らない感じ、それがいい。

が、それはあくまでも左京区の話でした。
上京区は違う。
左京区なんぞ外れと新参でしかなかったんだという感慨を抱かずにはいられません。
狭い路地に突然、勅願寺が現れるのです。
勅願寺とはつまり、天皇・上皇の直々の発願により創建された寺のことですよ。
いきなり天皇のご意思ですよ。え?何で?全然知られてないじゃん。
そして、その隣にも小ぶりな山門。
まったく境内らしく見えないのに山門。何で?
と思って入ればそこに個人宅。巨大なお宅。何で?
と思ってよくよく見れば、ハイ、白足袋。

ちょっと待って、山門あったよね。
てことは寺社?寺社ってことは宗教法人?てことは、え?何で?
知らんけど。

え?え?え?
もう、クラクラするしかありません。
上京区、すごいです。

c0072352_14544012.jpgc0072352_14545814.jpg←個人宅の裏側にあったもの。個人宅ってつまり、そういうお宅です。さすがに表札は撮れませんでしたが。

で、そのお隣さん。こういうのが2・3軒並んでます。山水画みたい。表札もあるし、パブリックとプライベートの区別がつきません。→
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by fdvegi | 2008-05-11 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
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