十指遠望

メインバンクを新生銀行にしているのですが、
売りはなんと言ってもネットバンキングです。
ATM手数料無料とか振込み手数料無料も即時的には大きな魅力ですが、
ここへ来てネットマネーが面白い。
額面はすこぶるしょぼいけどね。

何かと言うと、簡単な操作一つで預金を外貨建てにできてしまうのです。
たとえば、預金のうち一万円をユーロに、あるいはカナダ・ドルに、
その場で変更できてしまいます。

ぼくの場合、5万円だった日本円から1万円をユーロに換えて、
今71ユーロくらいあります。9,700円くらい。
最初は手数料をいくらか取られて9,800円くらいの価値でした。
そう頻々見るわけではないので正確にはわかりませんが、
確かに毎回、額面が変わっています。(外貨額と日本円換算額が左右並べて表示される)

いや、これでセコイ金儲けをしようというんじゃありません。
手数料が200円くらいですから、(あるいはパーセンテージか?何の?)
よほど大きな元手でやるか、大きな為替変動がなくては損をするばかりでしょう。

けれども、これまで情報としてさらっと気にする程度、
それも細かい数字なのでまともに把握する気もなかった欧州の動きが、
何だかリアルに伝わってくるような気がするのです。

ニューズウィーク誌によると、ヨーロッパは今まずいようです。
停滞の予兆をそこかしこに孕んでいます。
それに、景気回復の日本を相手に有利な外貨預金先があるのかどうかもわかりませんが、
決して現実的・親身に感じられなかった遠くの不穏な空気、蠢きが、
1万円というわずかな身銭によって、今ぼくのものなのです。
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by fdvegi | 2006-01-10 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
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