その日

先日「エリザベスタウン」という映画を観て不消化だったので、
「この森で天使はバスを降りた」を借りてきた。
パン屋でミニ・バゲットを二本買った。
スーパーで生ハムとコーヒー豆とカット済み九条ねぎを買って帰った。
包丁でバゲットを切り分け、タイ土産のレトルト・トムヤンクンをレンジにかけた。
冷蔵庫に残っていた黄色いパプリカとサラダ菜を生ハムと一緒に皿に盛り、
ホットカーペットの上で食べた。
友人に頼まれている求人情報を探して新聞をめくった。
お湯を沸かしてジャスミンティーを作り、ベランダでタバコを喫った。
風をひいた友人にプレコールと葛根湯の名前をメールし、
その友人の参加を暗黙の条件にした集まりがキャンセルになる旨のメールを別の人に送った。

良心(遠慮)で良心(遠慮)の譲歩を引き出し合うようなやりとりは、
二人が一つのハッピーエンドを隠し持っていて、
時々ちらりと見せ合っている時、楽しい。

ラストシーンの構想がずれていたり、それに飽きてしまったら、
畢竟、拒絶するか、拒絶される。

「この森で天使はバスを降りた」を観ると、
特に元気や気力が満ちてくるわけでもないけれど、
不思議と誠意が湧いてくる。
対他人というより対自分の誠意というかな。

誠実に生きよと君に言う。
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by fdvegi | 2005-11-29 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
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