帰国子女というと響きがきついけど、
若い頃・幼い頃外国に住んでいたことがある、という人に目がありません。 なんだかとても素敵に見えるのです。 その人の一挙手一投足に文化のひずみやずれが見え隠れするような気がしてドキドキします。 考え方の基準や体系、服装や身のこなしにも微妙な差があって、そういうのがたまりません。 例えば先日、中学3年間をアメリカで暮らしたという人に会いました。 後日、彼女はメールで、働き始めてまだ日がない自分のことを「ペイペイ」と書いてきました。 「ペーペー」だろ、と思ったのも束の間、あ。 「ペーペー」って実は「ペイペイ」、語源は「pay pay」なんじゃないか。 職人や労働者として、稼ぐというより、まだまだ親方や会社が出資(pay)している割合の方が多い、つまりそれが新人、未熟練者、とかそういう感じ。 と思ったのです。 この瞬間がエクスタシー。 ま、嗜好の問題です。 根底にはきっとチラリズム。 さて、去年の今頃、ぼくは恋をしていました。 その相手は今やお腹にだんなさんとの子どもを宿しているのだけど、 そんな結論はまぁいいのです。 恋は旅のスパイスです。 素敵な現地人や、素敵な旅行者に会った時、胸に覚える葛藤。逡巡。決意。 これがたまらんのです。 持って行く本については100件を上回ってなお余りある提言の結果、 ダチョウ倶楽部の竜ちゃんの「これが俺の芸風だ」にすることにしました。 傑作です。
by fdvegi
| 2005-09-12 00:30
| 本を読んでみた
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