岩倉の愛宕灯籠

岩倉といえば実相院。
と相場が決まっていますが、意外と、愛宕灯籠は実相院の周りにはありません。実相院から東側の長谷町に密集しています。

東に長谷八幡宮という神社があるのでの影響かもしれませんが、それよりむしろ、瓢箪崩れ山の山ふところに灯籠がある、という印象が強いです。一乗寺や市原との共通性を感じます。
お札箱も必ずセットされていて、やはり、山に近い→木に近い→林業関係者が多い地域では、愛宕が単なる常夜灯としてだけでなく、より原型に近い、火伏の信仰として息づいていたということでしょうか(静原は林業の郷ではないのだろうか)。

なお、このエリアのお札箱には愛宕灯籠業界でもっとも雄大で優美な飾りがついています。
その威容には、思わず信心というか畏怖の念を抱かずにおれません。そして何より、地域の人々の継続的な営みに頭が下がります。



c0072352_20273729.jpg
133_左京区岩倉長谷町

c0072352_20271201.jpg
030_左京区岩倉長谷町

c0072352_20271229.jpg
031_左京区岩倉長谷町

c0072352_20271034.jpg
033_左京区岩倉中町

c0072352_20271154.jpg
034_左京区岩倉下在地町

c0072352_20271291.jpg
032_左京区岩倉長谷町

c0072352_20314283.jpg
095_左京区岩倉花園町

c0072352_20314161.jpg
096_左京区岩倉花園町

c0072352_20334293.jpg
035_左京区岩倉三宅町

c0072352_20273691.jpg
132_左京区上高野三宅町

最後の132‗は三宅八幡宮の中です。
お札箱がないので岩倉ではなく上高野エリアに入れるべきかとも思います。
あるいは、そもそも愛宕灯籠ではないのかもしれません。
が、この佇まい、境内のいかなる文脈にもなじみません。
だからつい愛宕灯籠であって欲しいなと願いを込めてしまいます。

ただ、この三宅八幡宮自体がもともとは近くにある伊多太神社の摂社だったという説もあり、であれば、ここらの地域全体が伊多太神社の境内だったということになって、それだけ大きな神社であれば別の神社由来の灯籠が境内に置かれることは許さないかなぁ、やっぱり違うのかなぁ、とも思ってみたり。
大人しい顔して謎の多い上高野、元は高野、大昔の小野郷です。

ちなみに、三宅八幡宮の「三」をひっぱり出してきて、「三宮神社」と関連付けるという荒業もできなくはない、のかもしれません。
愛宕灯籠と三宮神社はとかく相性がよいのですが、それはまた別の機会に。


c0072352_20274811.png


目次へ


[PR]
by fdvegi | 2017-08-17 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
<< 北白川の愛宕灯籠 市原・二ノ瀬の愛宕灯篭 >>