秘密の花園

会う度に久しぶりの友人と会って、ランチ・デートをした。

何もない、が定説化しているJR京都駅付近だけど、
今回彼女に連れられて行った紅茶のレストランはおしゃれで、
きれいで、テーブルごとの占有スペースが広く、そこそこおいしく、
その上、どう考えても立地のせいで休日だというのに観光客も地元客もあんまり寄りつかず、
おかげで、これこそ休日というメレンゲのように優雅な時間を過ごすことができた。
リゾートだった。

しかも、その店へ行く途中には渉成園という庭園を発見し、入ってみると、
さすが東本願寺の金満坊主が道楽で作った別庭だぜ、
と邪推せずにはいられない脅威の平安雅の空間が広がっており、
烏丸通りと七条通りがすぐそこだとは到底思えない小宇宙の静謐と、
手入れの行き届いた自然が嘘のように時間を止めている。
古の都の表情が見えてくる。
今回は昼日中のくそ暑い盛りに行ってしまったけど、ぜひとも四季折々に訪れたい。
正しく浄土。極楽イエイ。

さてそれにしても、友人は今回もまたかなりの苦境にありながら笑いの絶えない人だった。素敵だった。
今の自分が持てる者の悩みに喘いでいるとは到底思えないが、
無職時代の心境および体調を考えると
今まさにその両方の調子を崩している彼女の状況はもっと段違いに悲惨なはずで、
その彼女のウィットに応えるウィットを欠いている自分が恥ずかしくなってしまう。
前向きというのは恐ろしく、頑張って前向き風でいるというのはあまりに清しい。

また近く会う約束をし、そういえば前回だって同じように約束はしたはずだな、
とちらと思いつつ、それでもニカニカしている自分。
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by fdvegi | 2005-07-19 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
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