春の凡事

勤め先の人事異動が発表された。
2年間も職場を離れ、特に情報筋になるような人もいない中では
発表内容から察知できることも、裏情報としてつかめることもあまりない。

それでも、立派な部署から別の立派な部署へ動く人や、
立派な部署から出ることなくその中で動く人などの様子は感じられる。
そこに昇任が加味されていれば、なおわかりやすい。

我が身を振り返ると、何だか随分と枯淡な、リモートな世界にいるもんだなと
しみじみしてしまうけれど、それはそれでまぁいいや。

それより気になるのは同僚である友人の異動ぶりで、
それはもはや大宰府に流された菅原道真にも似た心境ではなかろうかと
荒ぶる魂を思わずにいられない。

言ってみれば、中途半端な場所から中央またはホットな場所への凱旋を狙っていた人が、
思いっきりリモートに見える世界へ弾き出されたようなもので、
その言動で目立ちすぎるほどよく目立つことをまったく厭わない彼にそういう命令が出されたことには、
上司の蛮勇というよりむしろ組織の厚顔か、あるいは冷徹を感じずにはいられない。

思えば恐ろしい組織になったものだ。
自分がそういう職場にいるだなんてちっとも知らなかった。

そんなことを考えながら自分の職場の送別会に参加したら、
酔っ払っているうちに、またあれやこれや余計なことを喋くってしまったと思う。
いやーな後味ばかりが残る。

友人からは、まずはリモートな世界に浸ってみる、とメールが来た。
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by fdvegi | 2013-03-30 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
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