ボウモアを飲んでいた二人

「容疑者Xの献身」を観て、いつになく心を震わされました。
いい映画ですね、あれ。

二人が十何年ぶりに会ってウィスキーを酌み交わすシーン。
いつの間にか店屋物の大きな寿司桶があったり、
それが巻き物をいくつか残して空っぽになっていたり、
胸が熱くなってしまった。

 君を送りて、思うことあり 蚊帳に泣く

これもテレビで「坂の上の雲」をみて覚えた正岡子規だけど、
この句とレミオロメンの「3月9日」が一度にどっとにじんで来るようで、
ぼくは思わず、タイの地にも行けずぬくぬくと顔に肉を付けている自分への
言いようもない羞恥と不安を再認識し、苦しくなりました。

 開けた戸の まぶしいほどの 松雪泰子

堤真一の慟哭。

テレビCMのせいで、もはや柴崎コウが歌おうとも福山雅治の歌にしか聞こえない
エンディングの歌。
この映画の後に聞いてこそだったんですね。

もっと泣けばよかった。
[PR]
by fdvegi | 2009-12-30 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
<< はじまりの成功 ムムリク・ザ・スヌース >>