星空は近く

十和村の夜。
LEDの小さなライトを持って家の表の小山を上がる。
クモの巣が顔にひっかかり、無数の下草が足もとをくすぐる。

満天の星空だ。
遠くにあるものがこの場所からは見える。
そういう感慨ではまったくない。
こんなにもすぐそばにある大量のものが、
普段まったく見えていないことにはっとする。

何かに覆われて隠されている。
知らず知らずのうちに狭められている。
ある種胸騒ぎのようなものがさっとよぎる。

目を落とす。
川面に火が揺れ、舟のかげをさがす。
漁者たちのかけ声が聞こえてくる。
LEDを消す、ぼくはここにいない。
存分にやれ。
ぼくは星に吸いこまれておく。

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関係ないけど、7月は祇園祭の季節です。
長刀鉾。
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by fdvegi | 2009-07-23 00:30 | 京都在住 | Comments(0)
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